「怪談を集めているとき、『今思い返してみれば、あれは怖い思い出だったのかもしれない』。<br />そういう枕詞で始まる怪談はアタリだ」……。<br />日常的に出会う何かではない。<br />記憶の底で普段は眠っている「あれ」。<br />本当に怖いものは、いつも蓋をされているものだ。<br />人気ホラー漫画家・洋介犬の実話怪談! 四十三個の「黒い思ひ出」を集めた奇譚の数々。<br />