花冷えの都パリ
商社マンから予備校講師への半生を終えた中尾は、学生時代のサークル仲間を訪ねてパリ観光をした。
日本映画の斜陽に嫌気した佐竹は渡仏しパリの独立プロでしがないドサ回り暮し、想い人だった清子は佐竹と別れ、シャンソン酒場オーナーと結ばれていた。
清子と再会し気兼ねなくモンマルトル観光を一緒したが別れの辛さに涙がこぼれた。
翌日、カタコンブの骸骨壁を見物し公園で憩って物乞いのピエールと知り合ったら同じ温泉町別府がルーツと判ったが、彼は正体不明の幽鬼のようだった。
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