全国の書店員が「世に出したい」新作を選ぶ、エンタメ小説新人賞第1回 本のサナギ賞 大賞作品天保八年、飢饉の村から 9歳の少女、駒乃(こまの)が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。<br />駒乃は、吉原のしきたりに抗いながらも、手練手管を駆使する人気花魁、艶粧(たおやぎ)へと成長する。<br />忘れられぬ客との出会い、突如訪れる悲劇。<br />苦界、吉原を生き抜いた彼女が最後に下す決断とは…。<br />