ふとしたことから知り合った銀座のバーの女・由美子との情事。<br />由美子は不思議な魅力を持つ女だが、その私生活にはどこか謎めいたところがあった。<br />「先生、私、顔を切られちゃった」由美子からの電話だった…。<br />親子ほども齢のはなれた女に惑溺する小説家の生命の渇き。<br />透徹した文書で描く高見文学の傑作長篇。<br />(※本書は1990/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました)