歴史は多くの血と涙、怨みによって成り立っている。<br />御一新と「年貢半減」の理想を信じて各地を転戦するも、薩長に「偽官軍」の汚名を着せられて下諏訪に散った相楽総三ひきいる赤報隊。<br />彼ら憐れむべく悼むべき「草莽の志士」はいかなる者たちだったのか。<br />一人ひとりの生死を丹念に追うことで、大衆文学の父は「筆の香華」を手向けた。<br />(※本書は2015/2/11に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)