著者は、十五歳で統合失調症を発病し、十八歳ではじめて不眠で精神科を受診し、非定型精神病と診断される。<br />十九歳で人間関係の悪化により病状が悪化。<br />二十歳で自殺未遂をし、一般病棟に入院。<br />退院後、統合失調症と判明した――。<br />そんな病歴を持つ著者の心の内なる闇が生み出す短歌の数々。<br />哀惜と生死の狭間で苦悩する著者の葛藤、その心の声、短歌をお聞きください。<br />