和と洋が引っ付いて造られた奇妙な中古住宅を購入した小林時雄は、その家に住むようになってからさまざまな障害に遭う。<br />妻や子が出て行き、自身も耳鳴りや幻想に悩まされるなどして加藤耳鼻咽喉科を訪ねるが、そこで小林は、普通の病気ではないと断言され、極楽出版の井森編集長を紹介される。<br />医師でもない一介の編集長になぜ、と小林は思うのだが――。<br />
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