興業会社の専務から連絡を受けて、赤い目の人形について聞かれた井森は、自分が選考した新人賞の作品に「赤い目の人形」の話があったことを思い出した。<br />専務の話を聞けば聞くほど内容が符合することに驚いた井森は、作品を書いた著者に連絡を取る――。<br />そこでわかったことは、人形に係る驚くべき話だった。<br />