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二十一世紀の驚異

時は1903年。
ニューヨークからナンタケット島に向かう汽船に、一人のアメリカ人の若者が乗っていた。
名はブランドック。
彼は友人であるホルカー医師の邸宅に遊びに行くところだった。
ブランドックは人生に退屈していた。
ヨーロッパ旅行をしても憂鬱な気分はまったく消えることはなかった。
そんなブランドックにホルカーはある提案をする。
「私と一緒に100年後の世界に行ってみないか?」と。
未来の世界にはタイムマシンで行くのではない。
ホルカーはひょんなことから手に入れた古代エジプトの「復活の花」を分析して、動物を仮死状態にし、何年も眠らせ、その後蘇らせる薬剤を開発することに成功したのだった。
仮死状態の間は、身体はまったく成長も老化もしないのだ。
今の世界にうんざりしていたブランドックはホルカーの提案に乗り、二人で100年のあいだ眠ることにした。
自力で目覚めることは不可能なので、ホルカーは蘇生方法を記した「遺言書」を用意し、運命を自分の子孫に託すのだった。
そして100年が過ぎた2003年、ホルカーの子孫は「遺言書」に従って、二人を目覚めさせる。
子孫は二人にこの未来世界を見せて回ろうと、ヘリコプターにも似た巨大な飛行機械に乗って、世界旅行に出発するのだった。




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