「――俺はお前に欲情する」秀麗な医師・文人は勤務帰り、黒いベンツに待ち伏せされる。<br />現れた男は、高校時代からの腐れ縁で、ヤクザの跡取り・寿蔵だった。<br />彼の額に鋭く残る傷跡――それは離れることを赦さない束縛の証。<br />かつて文人は、傷を負わせた償いとして一度だけ寿蔵に抱かれた。<br />熱く逞しい体に組み伏せられ、快感を深く刻み込まれた一夜は、今でも文人を惑わせる。<br />そんなある日、文人は何者かに拉致されて!?