NPO団体の職員である樹が、資金援助の依頼に向かったのは、来日中のエルディアの第三王子・アーディルの許。<br />ホテルを訪ねた樹に王子が要求したのは――樹が担保となること。<br />強引に攫われた樹は、後宮に囚われてしまう。<br />天蓋付きのベッドも、美しい家具も樹にとっては、豪奢な牢獄でしかない。<br />そこで毎日のように凌辱されるが、彼の孤独や想いを知り次第に絆されていく。<br />そんな時、兄とも慕う人が危険な目に遭っていると聞いて!?