日舞桃井流の師範代「花鶯」の名を持ちながら、サラリーマンとして生活する晴己は、ある日突然、新社長クラウスの秘書補佐に任命される。<br />ドイツからやって来た新社長は、六年前、実家への援助の代わりに一晩だけ身体を重ねた相手だった……。<br />愛人になるという条件を反故にし逃げた晴己に、再会したクラウスは見返りを要求する。<br />繰り返されるのは、「好き」という愛の言葉。<br />クラウスの真意が分からず、混乱する晴己だが!?