敏腕ディレクター・征充はある夜、酔ったところを居酒屋のバイト・遼太郎に介抱される。<br />仕事目当てですり寄ってくる業界人とは違い、「テレビに興味はない」と爽やかに笑う青年にささくれた心を癒された征充は、その日から隠れ家的な店に通うようになった。<br />顔を合わせ他愛のない言葉を交わす。<br />そんなささやかな空間を楽しんでいた時、知り合いの俳優・苫篠から誘われて行った舞台で思いがけない姿を見つけてしまって――!?