親友の貴之と関係して二ヶ月。<br />どんなに濃密な夜を過ごしても、知也は素直になれなかった。<br />ベタベタせず、常にそっけなく。<br />それは、高校時代から貴之を見続けてきた知也だけが知っている、嫌われない為のルール。<br />身体を繋げたことで貴之は和也に親友以上の感情を持ち、ずっと好きだった彼に抱かれた知也は自分に臆病になっていた。<br />貴之の激しい執着を嬉しいと思う反面、己の醜い独占欲を知られることを恐れた知也は別離を決意するが!?