雨のシロホン
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ジュニア・ポエム双書93『花のなかの先生』を出版してから、六年が経ちました。
ソ連の収容所でなくなられた、小学校時代の恩師に捧げたこの詩集は、たくさんの方々から深い共感をいただきました。
きびしい自然と過酷な労働から、ふたたび日本の土を踏むことのなかった先生の目になって、この国を眺めますと、私たちの国はなんとおだやかな自然と平和に満ちていることでしょう。
その残された自然と平和を、大切に守って生きていきたいという思いは、ますます強くなるばかりです。
詩集『雨のシロホン』には、そんな私の思いをこめて、この愛する国と郷土の海や山、木や生きものたち、公園や子どもたちの姿を収めました。
―あとがきより抜粋―
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