春だから
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本書は私にとって六冊目の詩集だが、いつのころからか「少年詩」の書き手のひとりに思われてきた。
そのことにこだわるわけではないが、私はいつも書きたいときに書きたいことを書きたいように書いてきたのであって、「少年詩」とか、「現代詩」とか区別して考えて書いたりしたことはない。
それより私にとって大事なことは、そこに「詩」があるかどうかであった。
ただ、書く上で一つ願ってきたことがある。
それは子どもからおとなまで楽しく読んでもらえて、しかも心に響くようなものでありたいということである。
その点、ここに収めた諸編が果たしてどうだか、それはもう読者の判定を待つ以外にない。
もし読者のみなさんの心に残るものが一編でもあれば、作者としてそれ以上の喜びはない。
―あとがきより抜粋―
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