千年の音
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小学生の頃から詩を書いてきました。
確か五年生か六年生の国語の授業で書いたのがはじまりです。
初めて書いた秋の日。
その時の澄んだ空気や光、なんとか詩にしようと、頭をひねって見つめていた赤い木の葉を、今でもはっきりと思い出すことができます。
その時から約三十五年。
詩というものがなかったら、私の日々はなんと味わいのないものになっていただろう、と思う時があります。
私にとっての詩は、いわば「心の中にある野原」です。
時々、ひとり、そっと入って行って遊んできます。
寝ころんだり、木に耳をあてたり、時にはキリンの気持ちになってみたりして。
そして、また日常にもどり歩き出します。
きょうは、そんな私の野原に寄っていただき、ありがとう。
あなたにも、野原がありますか?―あとがきより抜粋―
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