風栞
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
だれかが種を播いたのでしょうか、それとも自生なのでしょうか、拡張予定の道路端に一群のコスモスが風に吹かれて咲いています。
ただそれだけですが、私はとてもうれしくなってしまう時があります。
詩集‘風栞’には、そんな気持をつづらせていただきました。
季節の折り折りに聞かせていただいた、一草の葉のうごき、木立のそよぎ、流れの水音に耳を澄ませてみますと、こんなにも素晴らしい会話があったことに、胸が熱くなる思いです。
そしてまた、人と自然とのかかわりも、季節の嬰子のようでなくては、そう思えてなりません。
―あとがきより抜粋―
更新中です。しばらくお待ちください。