大江戸棋客伝 将棋に生きた女たち
天明元年(1781年)、白部藩の江戸屋敷に、お香という女武芸者がいた。
剣術だけでなく、将棋の腕も立つお香は、白部藩主の娘の教育係に抜擢された。
そんなお香の実家は本屋だった。
早くに両親を亡くし、弟とともに非番のときは本屋業を商うお香のもとに、ある日、一冊の詰め将棋本が持ち込まれる。
その本を検分していると、謎の浪人があらわれ「その本を売ってくれ」ともちかける。
男の素性を怪しんだお香は、通常の何倍もする金額をふっかけるが、男はあっさりとそれを支払った。
はたしてお香は謎の詰め将棋本をめぐる大勝負を勝ち抜けられるのか?大江戸を舞台にした痛快・将棋時代劇がいま始まる。
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