学校からの帰り道、自由市場を歩いていた僕は、石畳につまづいて露店の甘ウリをつぶしてしまう。<br />怒った店主に殴られようとしていた僕を助けてくれたのは、白い法衣を身をまとった美しい女性僧侶で、魔法絵を描いて暮らしているリキュネさんだった。<br />それがきっかけで、リキュネさんの私設教会ララノーアでバイトをすることになった僕。<br />そこで起こる小さな事件の数々とは……。<br />第1回お仕事小説コン入選作品。<br />