九十九耕一短編集
風の強い日、深夜0時。
光男の住む狭いアパートの窓をコツコツと叩く音がする。
そちらを見ると、クマがいた。
カーテンを閉め忘れた窓から親しげに手をふっている子グマが。
光男と子グマ‘ウィンディア’の不思議な出会いは…。
「第12回アンデルセンのメルヘン大賞」大賞受賞の表題作『夜風のウィンディア』ほか、『DEATH』『雨の日のネコ畑』『包みます、包みます、包みます』の4作を収録。
■著者プロフィール1970年10月10日生まれ。
1994年『トゲなしサボテン』で「アンデルセンのメルヘン大賞」入賞。
1995年『夜風のウィンディア』で同賞大賞を受賞。
以降、童話作家として活動。
2000年に作品集『トゲなしサボテン』を愛育社より出版。
Webサイト「ストーリーゲート」にて多数執筆。
2014年12月に『トゲなしサボテン?九十九耕一短編集1?』を、2015年1月には『ラーメン食べたい?九十九耕一短編集2?』(いずれもマイナビ刊)を電子書籍にて発売した。
「つくも堂まめ本舗」として、豆本の制作やワークショップも行っている。
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