一代で巨大財閥「権堂グループ」を築き上げた立志伝中の人物・権堂曽太郎は、不治の病に冒されて、自宅の豪邸で隠居生活を送っていた。<br />余命二ヶ月となったある晩、黒づくめの少女が現れる。<br />少女の名は魅夜。<br />自ら死に神と名乗るその少女は、魂を譲ってくれ、その代わりに願いを1つ叶えると曽太郎に持ちかけたのだった……。<br />「死神少女と大富豪」ほか全6編を収録した短編ホラー集。<br />第1回お仕事小説コン入選作。<br />