神様の用心棒 〜うさぎは闇を駆け抜ける〜
時は明治――北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。
戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。
春までの間、貿易商アーチー・パーシバルの屋敷の隣に社を移し、兎月もパーシバル邸に居候させてもらっている。
雪深い冬の朝、生前の戦の夢を見た兎月。
それは目の前で仲間を失う悪夢。
これまで蓋をしていた想いを断ち切るため、ひとり五稜郭へ向かうことに…。
和風ファンタジー待望の第三弾!
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