とむらい機関車
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編四本を収録。
「とむらい機関車」事故が多い機関車にまつわる話。
七日ごとに豚を轢いてしまう機関車。
いったい何があるのか。
やがて悲しい結末が……。
「白妖」箱根でひき逃げした車は有料道路へ。
しかしそこでなぜか車は消えてしまう。
果たしてどこへ行ったのか。
弁護士大月が犯人を推理する。
「花束の虫」若い資産家が断崖から突き落とされ殺された。
目撃証言によると犯人は男だが……大月弁護士の推理が冴える。
「幽霊妻」歳の離れた若い人妻。
しかしなぜか離縁され自殺してしまう。
それ以来死んだはずの妻が現れ、別れた夫は殺されてしまう。
幽霊となった女が復讐に現れたのか。
※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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