気狂い機関車
論理的な作風の本格探偵小説家、大阪圭吉の短編三本を収録。
「カンカン虫殺人事件」造船所の作業員が殺された。
心臓を一突きされ縛られた挙げ句、身体中が傷だらけの無残な死体。
名探偵青山喬介が謎を解き犯人を追い詰める。
「寒の夜晴れ」 クリスマスイブの夜、教師の妻と従弟が殺された。
やってきたのは悪魔のサンタクロースか。
家の周りは降り積もった雪。
足跡は一筋のみの密室殺人事件。
謎がとけるとき悲しい結末。
「気狂い機関車」駅の操車場で連続殺人事件発生。
線路に沿って血痕が残されているのはなぜか。
機関車の暴走は食い止められるのか。
名探偵青山喬介の推理が冴える。
※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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