緑衣の女
【松本泰】イギリスに6年間在住。
帰国後は経験を生かした小説を発表する。
探偵小説、推理小説作家。
「緑衣の女 」 画家の泉原はイギリスに住んでいる日本人。
2年前、恋人だったグインにお金を持ち逃げされて生活は困窮している。
ある日、駅で緑色の服を着たグインを見かけて汽車に乗るが見失ってしまう。
途方にくれたところ知り合ったのが探偵のギル。
一緒に街中のホテルを探すがどこにも宿泊していない。
果たしてどこに行ったのか。
「謎の街」日本へ帰国する船に乗るためサンフランシスコへ来た川瀬。
公園を歩いていると日本人青年から助けを求められる。
何者かに狙われているという青年。
絶体絶命だと言う。
その日の夜ホテルで待ち合わせの約束するが青年はいっこうにやってこない……。
「P丘の殺人事件」坂口はロンドンの伯父の家に3ケ月前から住んでいる。
坂口も伯父も近所のイギリス人の母娘と親しくしていた。
ある日、母親の不審な行動を心配した娘のビアトレスは坂口に調査を依頼する。
しかしビアトレスは何者かに誘拐されてしまう。
そして夜の公園で男が殺され、そこには坂口の伯父の姿が。
果たして犯人は伯父なのか。
殺された男は何者?短編三本を収録。
※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
更新中です。しばらくお待ちください。