「私は宿命的に放浪者である。<br />私は古里を持たない……」林芙美子の自伝的小説。<br />三部構成。<br />全国をあちこち放浪したり、職業も転々とする。<br />日本全体が貧しく、困難な時代。<br />今日食べるものにも困っていた芙美子。<br />それでもユーモアを忘れず逞しく生きていく姿に感動。<br />何度も映画化、舞台化された作品。<br />※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。<br />