詩人、歌人、彫刻家、画家である高村光太郎の妻の智恵子の半生。<br />智恵子は28歳で結婚するが、生来の病弱でもあり、実家の破産などから総合失調症を患う。<br />病状は悪化し終には結核で52歳で死去。<br />智恵子抄は妻を恋うる詩が多く、二身一体の愛と生命の賛美、生涯の愛の記録である。<br />本作品は「智恵子の半生」「九十九里浜の初夏」「智恵子の紙絵」を収録。<br />※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。<br />