時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。<br />貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。<br />人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。<br />第五十八巻は「竹柏記」「鼓くらべ」「月の松山」の三本を収録※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。<br />