お月見村に引っ越してきて、治療院を開業した木島杜夫には秘密がありました。<br />それは自分以外の生き物が抱える痛みや悲しみをその身体に触れることにより、しょいこんでしまうという特異体質だったと言うことでした。<br />杜夫は治療院を続けますが、やがて体調を崩し人間以外の存在になってしまいます。<br />それは神様なのか…植物なのか…。<br />このお話は自然豊かなお月見村で起こる不思議な物語です。<br />