「これはこれはこれはこれは!」この街では、王様の奇妙な生声が時報の代わりに響きわたる。<br />それが仕事だと信じて疑わない「むじゃき大王」と、その支配に染まったおかしな住民たち。<br />軽妙な会話文で強烈な風刺が繰り出される、異色の長篇ファンタジー第一弾。<br />