ある春の日、離婚して自由になった正幸の前に、二人の魅力的な女性が現れた。<br />彼女たちの出現で、どこかはしゃいでいる彼に、叔母は「女性がその気になったら、あんたなんか、イチコロなんだから」と語る。<br />それは何かの暗示だったのか。<br />直後、正幸は謎の死を遂げてしまう。<br />それは連綿と続く、残酷で甘美な殺人事件の始まりだった。<br />