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ラバウル烈風空戦録

蒼穹を飛ぶ後退翼の新型機――機材受領のため三菱の鈴鹿工場に赴いた風間上飛曹がまみえたこの戦闘機こそ、連合軍の侵攻を押し返す主力となるべき噴進式艦戦「閃風」であった。
だが、1944年暮れの東南海地震と翌年1月の三河地震により、東海地方の航空機産業はほとんど壊滅。
急遽機体を疎開させた風間を待っていたのは、思いもかけない新任務だった。
一方、米軍の怒濤の攻勢を前に、海軍は太平洋の絶対国防圏を死守すべく、開発なった長距離音響追尾魚雷「回天」を前線に投入するが……。




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