「私をいくらでも見てください」。<br />女はそう言って衣裳を脱ぎ刺激的なポーズをとるが、目の前にいる男は、見つめるだけで指一本触れることさえ許されない……。<br />‘誘惑’と‘視線’が交錯する二人だけの密室に立ちあがる透明なエロティシズムを描いた長篇。<br />