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幻想と死の信越本線

十一年前、私が高校卒業を控えたある日、長野県小諸で両親の営む旅館が放火され、身元不明の美しい女性が焼死した――旅行作家川内功次郎のエッセイを読んだ女性が、焼死したのは姉で、放火犯を捜してほしい、と十津川警部に懇願した。
三日後、川内は特急「あさま3号」の車内で毒殺された。
十一年前の亡霊が甦ったのか!? 興趣と旅情溢れる十津川警部の名推理四篇。




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