見知らぬ女性からの留守電、真実を告げる椿の花、不穏に響く野鳥の声……ささいなことから平和な日常が暗転し、足元に死の陥穽が開く。<br />戦慄に満ちたオリジナル短篇集。<br />没後なお読者を惹きつけてやまない今邑ミステリの精華がここに。<br />