『争いをやめよ!』その声は遍く大地に響き渡る。<br />神は、一人の青年を守護しその怒りを発動させた――海戦の最中、まるで天が落ちたような『衝撃』に誰も為す術を持たなかった。<br />自ずとアティス・リグリアの前線では休戦、そして講和に向けた歩み寄りが探られ始めた。<br />両国は、新しい歴史を刻み出したのだった。<br />だが最後の悲劇もまた――シリーズ最終巻。<br />