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日本ミステリー小説史 黒岩涙香から松本清張へ

江戸後期、大岡越前の裁判小説が人気だったように、日本人は元来、謎解きが大好きだった。
だが、ポーの「モルグ街の殺人」にはじまるミステリーが受容され、国産の推理小説が定着するためには長い茨の道が必要だった。
黒岩涙香による本邦初のミステリー、探偵小説でデビューした泉鏡花、『新青年』と横溝正史、社会派という新ジャンルを切り開いた松本清張や「日本のクリスティー」仁木悦子まで、オールスターで描く通史。




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