隣国・出散渡の統治者ラウフ・カダルが楽土に乗り込んだ。<br />以前はムメイと名乗り、シン音導師の音討議を見ていた男が、己の意思を代弁する音導師――ザイオンを連れて。<br />そして――かつての盟友を相手に楽土の存在意義を懸けた、シン音導師最後の音討議が始まった。<br />シリーズ最終巻。<br />