圧政に苦しむ教会派と、支配者の傲慢に安住する聖典派。<br />両者の心情を理解するが故に、民衆の指導者として立ち上がったリィーン。<br />彼が、生涯の最後に選択したのは? そして、ダグラスとの友情の行方は――。<br />大地に根を埋める巨木のごとく力強き筆致で、人の彩なす歴史を紡ぎ出した花田一三六渾身の書き下ろし、最終巻。<br />