友人である大学教授が、作家・内田康夫に相談を持ちかける。<br />観音浄土での往生を願い小船で沖に出る「補陀落渡海」の再現を、助手らが計画しているという。<br />馬鹿げた行為だと批判する内田だったが、浅見光彦を運転手に紀伊半島へ向かうことになり――。<br />名探偵と「軽井沢のセンセ」による迷コンビが、南紀山中を舞台に名推理を繰り広げる!