人に大切にされた道具には心が宿り、人との縁が切れると道具は迷子になる――。<br />ぼくは、古道具修理店「ゆかりや」で店長代理のエンさん(ちょっと意地悪)と一緒に、人と道具の「縁」を結んだり断ち切ったりしている。<br />でもある日、横丁で不思議な事件が続いたと思ったら、ぼくの体にも異変が起こり始めて? 愛された道具と人を結ぶ「ゆかりや」。<br />その不思議なお店で頑張る「ぼく」の秘密とは……?