花鳥風月を詠む優雅な趣味の世界――。<br />これが俳句のイメージだろう。<br />だが、日々の小さな発見を折に触れ書き留められるところにこそ、俳句本来の魅力がある。<br />本書では、俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある著者が、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う」「病気で死ぬ」などさまざまな場面を切り取りつつ、俳句とともに暮らす生活を提案。<br />平凡な日常をかけがえのない記憶として残すための俳句入門。<br />