(『唐人さんがやって来る』を改題)江戸期に十二回来日した朝鮮通信使の受け入れは、国を挙げての一大イベント。<br />版元「荒唐堂」の三兄弟は、公認絵図の出版に向けて立ち上がるが、長男の意気込みをよそに、次男は仕事に追われ、三男は町をふらつくばかり。<br />そして次々と難題が降りかかる! 抱腹必至の長篇時代小説。<br />