経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。<br />いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。<br />エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでもみずみずしく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。<br />愛らしい十九世紀の挿絵五十余点収載。<br />