緑の花と赤い芝生
津村記久子さん大絶賛!「自分で選んだ人生を生きようともがく、対照的な二人の二十七歳。
正確で精細に描かれた彼女たちの痛みと選択は、同じ壁の前でうつむく女の人たちの手を取るはずだ」あたし、あんたみたいな女って大っ嫌い。
だから、化けの皮を剥いでやりたかった。
でも、こんなものが見たいんだったか……?専業主婦の母に育てられた、リケジョでバリキャリの志穂子。
厳しい教師の母に育てられた、家庭に重点を置く杏梨。
女としてのスタンスが異なる二人が、志穂子の兄と杏梨の結婚で突然交わった時、彼女たちは何を思い、動くのか?宰賞受賞作家・伊藤朱里の新作は、女性のリアルをえぐり出す。
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