30代後半の悠は、アルバイトをしながら空き時間に原稿を書く駆け出しの作家。<br />仙台を出て東京で一人暮らしを続けるが、ぎりぎりの生活を送る。<br />そんな悠の日常は、震災を境に激変した。<br />非常時だとはしゃぐ同僚、思わぬ人からの気遣い、そして、故郷の家族の変化。<br />「私は、なぜこんなにもちっぽけなんだろう」過去と未来を見つめた、悠の変化と決断は。<br />