団子屋の看板娘・おひのがかどわかされた。<br />夫である桶屋の波津彦とともに姿を消してから十日。<br />七緒は二人の探索を引き受ける。<br />一方、北町奉行所同心・和倉信兵衛は、両目がくり抜かれた死体と対峙していた。<br />かつての繁盛が嘘のように閑古鳥の鳴く団子屋。<br />おひのの明るい呼び声は戻ってくるのか。<br />シリーズ第二弾。<br />文庫書き下ろし