流人道中記
恥を晒しても、家族を捨てても、武士ならば死んではならぬ理不尽に塗れたこの国で、男が抱えた罪の真実とは?『壬生義士伝』『一路』の浅田次郎最高の感動作流人・青山玄蕃と押送人・石川乙次郎は、奥州街道の終点、三厩を目指し歩みを進める。
道中行き会うは、父の仇を探し旅する侍、無実の罪を被る少年、病を得ながらも故郷に戻ろうとする女……。
彼らを救わんとする玄蕃の思いに触れるにつれ、乙次郎の武士としての心は揺らいでいく。
旅路の果てで明らかになる、玄蕃の抱えた罪の真実。
武士の鑑である男がなぜ、恥を晒して生きる道を選んだのか。
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