蒼洋の城塞
「大和」「武蔵」「信濃」出撃――。
機動部隊の奇策により、ラバウルに迫った米艦隊に大打撃を与え撃退することに成功した連合艦隊は、戦力を整えるための時間を稼ぎ出した。
「信濃」「陸奥」の二空母を戦列に加え、新型戦闘機「陣風」を配備するが、これだけで次なる決戦に抗し得るものか。
日本の完全屈服を目指す米国は、首相となった山本五十六の講和の申し出をも一蹴、かつてない大兵力をもって攻勢作戦を発動した。
狙われるのはフィリピンか、マリアナか。
どちらを喪っても日本の命運は尽きるのである。
果たしてこれが最後の戦いになるのか? 山本悲願の日米講和は成るのか? シリーズ最終巻。
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